RX−8試乗記

RX−8というくるまがマツダから発売されております。
なんかどえらく売れてるという情報は聞き及んでおりました。
先代のRX−7は過激なポテンシャルで乗る者を選ぶといった、かなりマニアックなピュアスポーツで、俺もずいぶんと憧れたものです。ポテンシャルも高かったが、値段も高かったし(泣)
RX−7の特徴は「世界でたった一台のロータリーエンジン」というものです。
ル・マンを制覇した、あの伝説のMAZDA787B。
その遺伝子を受け継ぐピュアスポーツがRX−7でした。
その後、RX−7の生産は昨年の夏で打ち切られ、数々のドラマを築いてきたロータリーエンジンはついに無くなってしまったのです。
で、最近は自動車に対する熱意も醒めてしまい、まったく情報つかんでいなかったのですが、このRX−8というのがどうやらRX−7の正統後継車らしいのです。
ロータリーエンジン。一子相伝の暗殺拳か?
醒めてしまってた俺はそれほど気にもとめていなかったのですが、4月の新車販売台数がトップを刻んだと。ふーん、ってかんじでした。
万人に受け入れられるということは、それだけマイルドに、意地悪く言えば、RX−7よりプアな性能になったといことでしょうか。
そんな俺の携帯が鳴り響いたのが今月の中頃でした。
高校時代からの悪友からです。
この男が携帯に電話してくるのは珍しいことなのですが、「なんじゃ」と。
「おれ、RX−8の試乗してきたんじゃ」
「ほーお」
「すげえよ。すげえよ。まじすげえよ」
なんかアホのように興奮してます。
それから彼はRX−8の体験を熱く熱く語りだしたのでした。
極上のスポーツカーがヒトの言語野を刺激するのは有名な話です。
普段それほど口数の多いとは言えないこの男がべらべらしゃべる。
ただごとではないなと。
そして今日、俺はマツダさんに行ってきたのでありました。


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本物のRX−8様です。
ウホッ!かっちょえすぎ!
彼との第一遭遇は十二分に刺激的でした。
なにせ一切の予備知識を持っていなかった俺です。
その思い切ったフォルムにやられてしまいました。
流線型とかおとといきやがれってかんじの、ダイナミックな成型はまさに“漢”ってかんじです(謎)


↑“漢”なフォルム(クリックで拡大)↑

さて、見た目はバリバリな正統継承者なRX−8様ですが、そのハンドリングやいかに?キサマはケンシロウなのか?ジャギなのか?(謎)
ロードスター買った時以来懇意にしていただいてるT氏の姿を見つけた。
「Tさーん、RX−8乗らせてくだせえ」
「ああ、伊代吉さん、ごめんなさい」
「へあ?」
「ちょうどCATVの取材が入ってて、これから撮影に使うんですよ」






オマイガッ!













出直して参りました。
さて、その雄度の高いフォルムを改めてなめまわしてみましょう。


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↑雄のディテール(謎)↑

凹ましたら高くつきそうだよねとか、そういうツッコミをスポーツカーにするのは野暮であります。スポーツカーの第一条件は姿形がカッコイイってことなのです。RX−8様は第一条件を圧倒的な雄度で楽々クリアされた。
スポーツカーの次なる条件。それは“速い”ってことです。
この辺、俺のロードスターは少し弱いのですが、まあそれはここでは触れまい(弱)
RX−8様のコクピットに体を沈めてみましょう。


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